新潟日報「幸せフィナーレへ」(2)=4月18日付=
「エンディングノートは持っているけれど、書いてない」「何冊もあるが、何から書いたらいいか」「書いても法律的に効果ないんでしょう」。こんなお悩みを抱える方や、そもそも「エンディングノートって何?」という方も多いのではないでしょうか。
エンディングノートの役割には「自分の万一の時に備えて、大切な方に想(おも)い託す」、「遺(のこ)された人たちが困らないように、自分で決めておけることは決めておいて託す」ということがあります。そして「書くことによってさらに輝くこれからがあることに、自分自身が気が付く」ということがあります。
死の準備、というより「今を考える延長にあるいろいろなこと」に備える活動の一つが、エンディングノートを書くということ。そのために、じっくりと自分の気持ちと向き合い、心の整理を少しずつ始めましょう。まずは、お気に入りのノートとペンを用意して、名前を書きましょう。そしてページをめくってみましょう。
次回はエンディングノートを実際に書く上でのポイントを取り上げてみたいと思います。
一般社団法人「はまなす」(新潟市中央区)代表理事・秋山貴子