新潟日報「幸せフィナーレへ」(3)=5月2日付=

「エンディングノートを書く」というと、皆さまはどのようなイメージをお持ちでしょうか。ご自宅で一人、こっそり書くイメージでしょうか。実はこれがエンディングノートを書くことを面倒にしている、要因の一つだと思います。誰もいない静かな部屋で、ノートを前にしているご自身の姿を思い浮かべてみてください。「やっぱり書くのはまた今度にしよう」となりそうですね。

エンディングノートは一人で書くよりも、誰かと一緒に書くことをお勧めします。ご家族やご友人たちと思い出話をしたり、これから先何がしたいかを話したりしながら書く時間は、きっと素敵(すてき)なひと時になると思います。

私どもも、実際にお客さまと一緒にエンディングノートを書かせていただいております。青春時代のことや今感じていることなど、いろいろお話をしながらノートを書いていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。お一人お一人に素敵なドラマをお持ちです。

皆さまも一緒にお話しながら、気軽にエンディングノートを書き始めてみませんか。

 一般社団法人「はまなす」(新潟市中央区)理事・谷内田真実