◇新潟日報「幸せフィナーレへ」(23)=2月27日付=

この冬は例年にない大雪で、皆さまもさまざまなご苦労があったことと思います。

私どものお客さまでも、知り合いの業者に、凍結した給湯器の対応をお願いしたり、除雪の手配をされたりしたという方もいらっしゃいました。以前のコラムでも書きましたが、頼りになるご家族が近くにいらっしゃらない場合は、近所や友人、地域などのネットワークをいかに多く持っているかということが、生活を守ることにもつながります。

また、ご自分の将来の不安に備えて、元気なうちに支援してくれる人にお願いしておく場合もあると思います。判断能力が不十分になったときに誰に支援してもらうか、ということを決めておくことは、とても大切なことです。

支援してくれる方が決まったらぜひ、ご自分のことをエンディングノートを利用して伝えていただきたいと思います。支援する方はそのノートを基に、希望に沿った支援をすることができるでしょう。

今冬の大雪で少しでも生活に不安を感じることがあったなら、もしものことがあった場合に頼れる場所や人を探し始める良い機会かもしれませんね。

一般社団法人「はまなす」(新潟市中央区)代表理事・秋山貴子