◇新潟日報「幸せフィナーレへ」(44)=12月25日付=

ここで終わりではなく、これからも続く未来を感じる明るいテーマで、「終活」にまつわる連載を続けてきました。連載は今回で最終回となります。これまでありがとうございました。

私たちは大切な人の死を経験し、その思いを心に刻み、未来を生きようと考え、そして次の世代にバトンを託す、その繰り返しを重ねています。

「人生はいつでもこれから」。これは、先に逝った大切な人たち、出会ってきた人生の先輩から学ばせていただきました。この先、死ぬ時まで自分らしく生きる。それを支えてくれる人がいる。そういう環境作りは、ご自分でいつからでもできます。それは家族、友人との関係や地域の仲間作りであるかもしれません。

終活のやり方は一人一人違います。ご自分のペースで優先順位をつけて、着実に活動を続けてください。何もしないのは「あなたのため」ではなく、「自分の人生を人任せにする」「気が付いている問題を先送りしている」ことです。

ぜひ、大切なご自分と大切な人のことを思い描いてください。

あなたの人生の主人公はあなただけ。さあ、あなただけの人生のストーリー「幸せフィナーレヘ」!

一般社団法人「はまなす」(新潟市中央区)代表理事・秋山 貴子